住職近況
久しぶりの一人旅
令和に入って間もなく、新型コロナの猛威が世の中を襲い、外出はおろか他人と接触することす
ら、避けなくてはいけない時期が数年続きました。その中で旅行や、外出の機会も自然と減っており、ほとんど宿泊を伴う旅行はしていませんでした。特に仕事
関係では、出張や宿泊といったものが、本当に少なくなり、同業者との交流はほぼゼロとなっていました。
そのコロナ禍が終わり、この度実に数年ぶりで旅行、しかも一人旅をしてきました。場所は奥秩父のホテルでした。温泉がとても良く、時間が許せばもう何泊
もして来たかったくらいでした。宿に早めに着きまして、館内をフラフラしておりました。実は二十年ほど前にも宿泊したホテルでしたが、一部リニューアルし
たところはある一方で「古さ」が目立つところもあり、哀愁を少し感じました。
近隣の施設も取り壊されたり、機能を変えて再オープンしたり等、時代の流れを感じる場面も多く、感慨もひとしおといった感じでした。料金的にも数年前から3割ほど値上げしたらしく、物価高の影響も少なからず出ているようです。
実際の感想ですがね地元の素材を活かした食事はとても美味しくいただきました。また食事の時に気が付いたのですが、私のように「独り」の宿泊者が3割ほどおり、ファミリーは皆無という状態で、世相を反映しているのだなと思いました。
全体的にはとても満足した旅でした。また近々行ってみようかと思います。
沙門 尚田 敬白