住職近況

バックナンバー  2022〜

 日本の首都「東京見物」!

 皆さん、猛暑もとうとう終わり少し涼しい日々を、ほっとしてお過ごしのことと存じます。少しずつ木々も色づいてきました。やっと秋、そして寒い冬が来ます。やっとです。本当に。
 さて、私のお寺は埼玉県比企郡嵐山町というところにあります。関越高速道の「嵐山・小川インター」から至近にあり、また鉄道では東武東上線の「武蔵嵐山 駅」が最寄りです。最寄りとはいえ歩くと30分はかかります。でも歩けます。なにが言いたいかというと、東京からは車、電車の双方で、1時間くらいで到着 できるのです。微妙に不便なのですが、遠くもない距離です。
 東京へは、クラシックの楽器をやっていた高校生の頃は、購入、修理、レッスン等でたびたび都心に行っていました。もちろん遊びにも出かけていました。 ターミナルが池袋なので、池袋で遊ぶことが多かったのを記憶しています。大学生になると、八王子に住み、京王線の駅の近くでしたので、新宿がターミナルと なり、新宿でよくブラブラしていました。案外下町もすきだったので、上野周辺もたびたび出かけていました。
 今月本当に久しぶりに東京に宿泊し、たった1日でしたが、ブラブラをしてみました。勤務が終わり、東上線に乗り、7時頃に御徒町の駅に着きました。びっ くりしたのは20年以上ぶりに御徒町にいきましたが、駅周辺の都市化の進展には目を見張るようでした。アメ横も相変わらず「ど派手」でしたが、大変にぎ わっていました。なにより、上野、御徒町ともに外国人が多いのを感じました。 泊ったホテルはビジネスでしたが、1万円以上もして、ひと昔前では考えられ ない値段になっていました。これもインバウンドの影響かとも思いました。夜はラーメン横丁でラーメンをハシゴして満足して寝ました。
 次の日は朝、上野公園を散歩し、迎賓館にいき、日米首脳の会談した洋館と豪華な庭を見学しました。そして、大手町に行き、日本経済を支える巨大なオフィスビルを見上げ、さらには事前に予定されていた、会社の内部も見学することができました。素晴らしい体験でした。
 東京にいくとしたら、東京の近くに住むことができているので、丸一日でこれだけの体験ができます。便利と自然が調和した積善寺の立地に感謝し、日本を支える人々の努力にも感謝していきたいと思います。
 
沙門 尚田 敬白